イギリス/大学院留学
山下 昌一さん

留学した都市/London
留学した学校/University of Greenwich
専攻/Public Relations, MA
授業料を除いた1 か月の生活費/800 ポンド

英国留学を決断した理由
英語を使って新しい仕事を始めるためのスキルを身につけたかったので、留学を決断しました。英国にいる友だちがグリニッジ大学のリンクを送ってくれたのがきっかけだったのと、1年間で修士号が取得できる点が魅力的だったため、英国を留学先に選びました。36歳のときに留学を決断したので勤めていた会社を辞めるのは勇気がいりましたが、新たなチャンスを求めることにしました。

英国の大学院
前学期(9月~12月)は4科目、後学期(1月~4月)は5科目ありました。1科目につき週一回3時間の授業があり、それぞれの科目で2本ずつの論文を提出しました。論文は2,500~4,000語で、クラスメイトと組むグループワークのほか、プレゼンテーションがセットの課題もありました。PRの基本理論やソーシャルメディア、コーポレート・コミュニケーション、哲学、論文の書き方など、授業内容は多岐にわたり、後学期にはベルギー・ゲントにヨーロッパの7大学が集結してロビー活動を学ぶ短期集中プログラム「Erasmus Intensive Programme」にも参加しました。わずか2週間でしたが、フランスやルーマニア、スペインなどの学生と交流できて、良い経験になりました。

英国でのアルバイト
私はロンドン・オリンピックの柔道とレスリングの会場で、記者兼通訳の仕事をしました。ロンドン・オリンピック組織委員会の公式放送局といっしょに日本人メダリストにインタビューしてコメントを英語に翻訳したり、各国選手のコメントを記事にしたりし、記者クラブに配信していました。もともと留学を決めたときから「ロンドン・オリンピックに絡みたい」と強く思っていて、コネなどはありませんでしたがオリンピック組織委員会のウェブサイトで手当たり次第に応募書類を提出していました。たまたま応募していなかった職種の編集長の目に私の書類が留まったそうです。あちこちにチャンスが転がっていると感じられた瞬間でした。

英国留学を経験して
ロンドンに到着したときや課題で苦労しているときなどに、たびたびメジャーリーグに挑戦する日本人野球選手と自分を重ね合わせていました。日本での12年の社会人経験はリセットされ、最初から実績を積まなければいけません。何が何でも現地に溶け込もうとした結果、英国のPRコンサルタント協会(PRCA)が主催する朝食勉強会に参加を許可されるようになりました。企業の社会貢献活動をテーマにした勉強会で、毎月1回開催されていました。あるイベントで知り合った英国人のコンサルタントに頼み込んで、学生としては私だけ、現役のコンサルタントの議論に混ぜてもらい、現場の仕事を肌で感じました。やる気があれば受け入れてくれる懐の深さも、ロンドンの好きなところです。